人の想像を超えるおこないが心を動かす
殿、利息でござる!という映画から
先日、「殿、利息でござる!」という映画を観ました。
主演が阿部サダヲさんで、パッケージやキャッチがコメディータッチだったので、そのつもりで観てたんですが、実は、これは本当に昔あった実話にもとづいた感動の映画でした。
そして観終わった感想が、この、人の想像をはるかにこえるおこないが、人の心を動かすことにつながるんだと改めて気づかされました。
簡単なあらすじは、
今から250年前の江戸時代に、藩の重い年貢により村人の夜逃げ者が相次ぐなか、村人が力を合わせて、藩にお金を貸し付けて利子をもらい、その分年貢が減ることで、自分たちの生活が楽になったという感動のストーリーでした。
その中でも、中心的な人物が、親の代から節約してお金を貯め、村人のために、藩に貸し付けて利子を取るためのお金を貯金していく姿勢がなんともすさまじく。
最後には、お金がなくなり、店が潰れ、一家が離散するほどでしたが、そのおこないが、村人やお奉行の心を動かし、遂には、藩にお金を貸し付けて利子をもらうことに成功して、村人の年貢を減らせ、村人に感謝されたという内容でした。
中途半端に自分のことを考えておこなった行動なら、お奉行や将軍や村人も心が動かなかったでしょう。
しかし、全てを投げ打って、誰もが想像しないようなことまですることで、初めて皆の心が動かされ、願いがかなっていくというところに一番感動しました。
人の心が動かないと、誰も動いてくれない
確か以前のブログでも、
感動とは、人が通常思うところの、その上の想像をこえたところにある。
と書きましたが、今回の映画はまさに感動とはこういうことだというお手本のような内容でした。
はたして、自分が同じ立場ならこんなことができただろうかと。
ここまで人の心を動かさないと本当の意味で独立起業して集客するには難しいのかなと思いました。
そして、この人の心を動かせるような仕事をすることを心掛けることが、将来の仕事にもつながるんだとも思いました。
最後に補足ですが、この中心人物は酒屋を営んでいて、その後将軍のお墨付きをいただき、倒産寸前からV字回復で大繁盛店になったそうです。
またその家の長男の酒屋は、2016年の現在も変わらず商売をしているそうです。
ホントこの感動が末代まで続いていくとは、心を動かすことはすごいですね!
今回のまとめ
独立起業して集客にも必要な感動を生み出すには、まず人の心を動かさなくてはいけません。
そして、人の心を動かすには、自分を犠牲にして、いかにその人のことを思いやれるかではないでしょうか。
そこに私信があっては、どんなに体裁を整えても伝わらない。
イコール、独立起業しても集客が思うようにできない、となるんでしょうね。