星野リゾートの星野社長から学ぶ 経営者はただの最終決定者とは
これは、昨日、テレビのカンブリア宮殿という番組で、全国のホテルや旅館を経営している星野リゾートの星野社長が言っていた言葉です。
この言葉に補足すると
経営者は偉くもなんともない。会社として最終決定者が必要なのでその役目を社長の私がやっているが、そのこと以外はすべて社員と同じです
と、社員と同じ席に座って同僚のように話をしながら仕事をしていました。
そしてさらに、
社員のやる気を引き出せないのは、社員のせいではなく、経営者が悪いと思っている
とも言っていました。
星野社長を勝手に少しベンチマークさせていただいています
実は星野社長は、僕が以前から勝手に少しベンチマークさせていただいている社長でした。
それは、僕も以前旅行業界で少し働いていたことがあったことと、この古い業界をどう変革していくかに単純に興味を持っていたからでした。
ホテルや旅館業界は、ホスピタリティーというおもてなしが一番重要です。
その中でそれを表現するのはすべて人で、働くスタッフが大変重要になります。
しかし、以前僕が働いていた時は、労働環境が厳しいわりに賃金が安く、すごく厳しい業界だなと思っていました。
しかもそんな状況のため離職する人が多く、人が一番重要なのに、その一番重要な人材が定着しないというような厳しい業界でした。
そんな業界で星野社長は、社員やスタッフたち一人一人の自主性を相当重要視して経営をしていました。
つまり一人一人が個人事業主のように経営者意識をもって、企画や構想段階の計画から関わって、さらにお客様と直接接する形をとっているようにみえました。
そうすることで、素晴らしいおもてなしがお客様にできて、それをお客様に喜んでいただきながら社員・スタッフが成長し、生きがいとなり、最終的には会社も大きく成長していくという形になっているからこその、今の姿だと思いました。
今回のまとめ
経営者は偉くもなんともなく、会社として最終決定者が必要なのでその役目を社長がやっているということです。
一人一人が個人事業主のように経営者意識をもって仕事をしてもらうことが、本人や会社の成長であり、生きがいとなるのだと思います。