日本や世界には美しい月の名前がたくさんありますよね。
新月満月占いをしている時に思い浮かんだものを、ダイジェスト版として少しだけ紹介させていただきます
片割れ月(かたわれのつき)
下弦の月(かげんのつき)、半月(はんげつ)のことは他にどんな呼び名があるのか調べてみました。
半分またはそれ以上欠けている月。
片割れとは一対になっているものの一方。
とても日本的な呼び方ですよね。
ちょっと、ときめきました。
逢ふことは片割れ月の雲隠れおぼろけにやは人の恋しき
訳:
逢ってしまってから別れると逢えないことが辛いものだなぁ。逢えない人に逢いたいものだなぁ。
作:
柿本 人麻呂(かきのもと の ひとまろ) 飛鳥時代の歌人
片割れ月とは、平安時代から呼ばれる月の呼び名です。
月は、ちょっと寂しげな感じが似合うものですね。
アニメ映画「君の名」を見たときも、ときめいたのですよね。
「かたわれどき」という言葉に。
なんだか、しみじみちゃいます。
雨夜の月 (あまよのつき)
想像するだけで見えないもの、実現しないことのたとえ。
あり得ないと思っていたことが、まれにあった時にも用いる。
月が見えないだけの日のことまで言葉にしてしまう貪欲さというのか
月への思慕がちょっと、切なくなります。
そんなに、月が見たいのね!
実現しないことのたとえというのも、初めて知りました。
これから、連呼しちゃうかもしれません。
白鳥(しらとり)の飛羽山松(とばやままつ)の待ちつつそ吾が恋ひ渡るこの月ごろを
訳:
白い鳥が飛ぶ、飛羽山の、緑の松のもと。
あなたの訪れを待って、恋しさをつのらせ続けています。
そうして、もう数カ月。今日もまたあなたをお待ちしています。
作:
笠郎女(かさのいらつめ)奈良時代の歌人
「月」違いでした。(-_-;)
月ごろ……で、何カ月もの間の意味です。
恋心がせつなくて共感したので、ピックアップ♪
三日月(みかづき)
陰暦3日目の月のこと。
パン教室でクロワッサンを作ったときに、
クロワッサンがフランス語で三日月を意味すると知って衝撃でした。
何気に使っていても知らないこと
たくさんありますね。
ふりさけて 三日月見れば 一目見し 人の眉引(まよびき) 思ほゆるかも
訳:
ふり仰いで三日月を見ると、ただ一目見た、あの人の三日月型に引いた眉が思い出されるなぁ…。
作:
大伴 家持(おおともの やかもち)奈良時代の歌人
16歳の少年家持が詠んだ歌。
どちらも、三日月のようにフレッシュな!
でも、今日の私は、クロワッサンに気持ちがいってます。(;´Д`)
十六夜(いざよい)
陰暦16日目の月のこと。
満月より月の出が1時間遅いので、「月がためらう」いざようの意味により
「いざよいの月」と呼ばれるという説がありますね。
月が出るのにためらってるだなんて、なんてかわいらしいことをイメージするのかと、
萌ちゃいましたね♪
月読(つくよみ)の 光りは清く 照らせれど 惑へる心 思ひあへなくに
訳:
月の光は清らかに照らすけれど私の心は迷い曇っています。
だから逢いには行けないのです…
作者不詳
男性の読んだ歌ですが…
なにを、迷ってるんでしょうね?
今すぐにでも、来てもらいたいですけれど…笑
ストロベリームーン
6月の満月を指す俗称。 正式な天文学の用語ではなく、名称はアメリカ先住民の風習に由来するものであり、色とは関係がない
ウィキペディアより
しかし、満月が赤いことってありますよね。
子供の頃、はじめて赤い満月を見た時は、太陽が消えてしまったのかと恐れおののきながら
半べそで家に帰り着いた記憶があります。
今でも赤い月を見ると怖いです。
月が赤く見えるのは、大気の影響による現象で、朝日や夕日が赤く見えるのと同じ理由です。
月の出、もしくは月の入りのときのように、月が地平線(水平線)に近いときに、赤っぽく見えやすくなるそうです。
国立天文台:質問2-3)月が赤く見えるときがあるのはなぜ?
安心しました。
幼き日の私に、伝えてあげたい…。
ちなみに、ストロベリームーンを好きな人と一緒に見ると恋愛が叶うなんて言われてます。
満月であることと、ストロベリーから連想する赤が、恋愛を連想するということからはじまった俗説らしいですが…。
片思い中なら、すがりたい気持ちもわかります。
もちろん日本でも、美しい月の呼び名もたくさんありますよね。
翌日の満月を心待ちに、わくわくしながら見る月です。
遠足前の子どもみたいですよね。
満月を愛でることが、そんなにも楽しみだったのかと思うと、
日本人のかわいらしさに、ときめきます。
2021年6月の満月、ストロベリームーンは
6月25日です。
どうぞ忘れませんように!
好きな人と見られたらいいですね♡
この記事を書いた人
西洋占星術師&サルーン店長 emico
プロ活動11年鑑定歴8500名以上。幼少から難解な西洋占星術を読み解き始め占星術歴42年。
本格活動してすぐに、予約の取れない占い師と言われる。今で地元札幌北海道のみならず、南は沖縄から本州や海外からも鑑定依頼多数。
働き方・生き方支援のコワーキングSaloon店主も兼務し、西洋占星術を使い本来の自分を知ることで自分を取り戻し、自分らしい生き方を見つけて飛躍した人も多く400名以上に関わる。他にはないと評判で、きめ細かく寄り添い、そっと背中を押すことで、結果につなげている。占いの感想はコチラ→
得意な占術:西洋占星術、タロットカード、オラクルカード、手相、宿曜日占星術、数秘術、。占いの感想はコチラ→
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